日本カイロプラクティック徒手医学会による第19回学術大会に行ってきました。
会場は宝塚医療大学。
宝塚市…行ったことない。調べてみるとエライ大変な場所にある。
行く大変さが分かった時点で行かないことに決めていた(笑)
しかし、行くことにした…というよりは行かなくてはならなくなった。(行って楽しかったのですよ)
なぜなら…
発表した論文「ダブルハンド・リコイル・テクニック(DRT)の有効性についての検証」に対して奨励賞をいただけてしまったから\(^o^)/
賞状と記念楯
学会賞の受賞者4名の内、3名がJSC!
会長の中川貴雄D.C.と初めての記念撮影。この先生の書籍が教科書でした。
初めて論文というモノを書いた。
(大学の卒論は本人的に論文だとは思っていないので省いている。もう何書いたかも覚えていない 笑)
論文は一人では書けないと分かった。
テーマに沿って研究・考察をする。しかし研究方法や考察が分からない。
なので、相談をする。
私が所属している日本カイロプラクティック師協会(JSC)は、研究・論文作成をべら棒に得意とする珍しい団体。(←JSCはここもアピールすればいいのにと思う)
下手したら発表者の半分以上をJSCが占める始末(これはどうかと思うけど 笑)
そのため相談者はわんさかいるので、相談しまくる。
そして何とか形になってきた所で、一旦提出。
数週間後に、査読委員会なる所から、赤ペン先生のように赤文字でチェックがこれでもかと入って帰ってくる(あくまでも私の場合です 汗)
細かい所だと文字の終わり方を統一しろとか。
よくこんな細かい所までチェックしてくれるなと感謝。
しかし、チェックされたことがどうしても修正できずに挫折する。
もう止めようとも思ったこと何回かあり(-_-;)
でも、途中で止めるのもカッコ悪いので(←私的にはここ重要。自分の原動力の一つ 笑)、また相談。
本当に困った時は力を貸してくれる人が表れるとはよく言ったものだ。
かなり助けてもらって、とういかほぼその方のお陰と言っても良いくらい(笑)
そしてやっと提出して、またチェックを受けて、微修正して何とか入稿できたのが、3月くらいだったかな。
沢山の人に助けられ、協力してもらいながら論文は書けるモノ。
なので、今回の受賞は関わった全ての人が一緒に受賞し、それを代表して受け取った感じ。
それよりも論文を通して、こんなにも自分に協力してくれる人がいるということを再確認できました(T_T)
論文は承認欲求が強い人には良いかもしれませんよ(笑)
論文を書くことが大切で、受賞はおまけみたいなモノですね。
本来はカイロプラクティックは医療ではないので、イマイチ医療色が強い学会が好きになれない。
しかし、カイロプラクティックが完全に医療分野に属していないかと言うとそうでもない。
カイロプラクティックは医療にも活かせるのは事実。
学会はその医療分野に特化しているだけなのかなと、学会に対する考え方が変わってきた。
医療だけで終わるのは、本来のカイロプラクティックから外れる。
本来のカイロプラクティックを抑えつつ、エビデンスをできる範囲で構築することも大切かなと論文作成以降は思ってきました。
まだまだ日本カイロプラクティック徒手医学会は発展途上。
カイロプラクティック自体に関しては誤解だらけ。
医療に特化するのも良し、人の可能性を広げる分野に特化するのも良し。
そこにカイロプラクティック哲学を持っていればね。
カイロプラクティックは【フィロソフィー】、【アート】、【サイエンス(メディスンではないのがミソ)】の三本柱のバランスが大切。
ただ言えることは、カイロプラクティックを(狭義ではあるが)医療に特化するのであれば、学会に入会し、研究発表そして論文は作成すべし。
自分の考えを科学的に捉え、それを人に伝える。そして残す。
とても大切なことだと思いますがね。
発表や論文をやらなくても、特に困ることはないかもしれないけど、やらないと得られないことは沢山ある。
そんなわけで来年の学術大会のテーマは、「脊柱…カイロプラクティック哲学の再考」らしい。
カイロプラクティックにとっては、あまりにも広大なテーマだけど、面白そうなテーマ。
改めまして、ご尽力・ご協力していただいた方々に感謝致しますm(_ _)m
次に発表&論文作成できるのはいつになるやら~。
違う団体では毎年発表だけはさせてもらってます。さて今度の発表資料作らねば~[PC]ヾ(-Д-*)ウーン…