DRT(ダブルハンド・リコイル・テクニック)は、決まった検査方法があります。
特に大切な三大指標の検査は、どのような場合でも必ず行いますよね。
それ以外にも、その方の悩みなどに合わせて検査を追加します。
その際に、非常に大切なことがあります。
それは
先入観を捨てる
パッと読むための見出し
いつの間にか先入観で観ている
個人的は、施療の中でこれが一番難しいんではないかと思ってます。
患者さんを観る時に、大小あれど予想をした状態で観てませんか?
予想が悪いわけではない。
でも予想までならいいのですが、
↓
「◯◯だろう」という決め打ちをする
↓
先入観で触れる
↓
その先入観が患者さんの組織や心の緊張を生む
↓
その通りの検査結果になる
↓
やっぱり!と自己満足する
↓
うまく結果がでない(T . T)
予想だけで、そのあとは空っぽの状態で観ることが一番重要。
自分自身を投影していることも
先入観ならいいですが、自分の状態を患者さんに「投影」している場合もあります。
「投影」とは心理学用語にもありますね。
自分にとって受け入れがたい感情、衝動、観念などを、自分のものではなく他人のものだと責任転嫁する心の働きのこと
カイロプラクティックや徒手療法では、心だけでなくカラダの状態も投影しちゃったりします。
自分が肝臓の調子がおかしい状態で患者さんを観ると、その状態を患者さんに「投影」して観てしまい、その状態で触れるから、その部分は緊張し、「ほら、やっぱり」とそこを調整。
一時的には変化があっても、実際は自分が作っている原因なので、結局は本来目指している状態にはならない。
というオチ(T . T)
問診や検査などは、ありのままで観る。
レリゴー♪
古いけどね(笑)
なので、自分自身をまずはしっかりと整えておかないと先入観が出てきたり、投影しやすかったりする。
検査前にすでに勝負は決まっている。
自分の整え方は、私のセミナーで講義したいと思います。