ご紹介で来られた50代の方。
主訴は、左側の腰痛と同じく左側の骨盤・股関節周辺の痛み。
数年前に左大腿骨骨折をしており、ボルトが入っている状態。
来院された時には、左足を引きずっていました。
歩行時や階段昇降時、しゃがむ動作の時がツラい。
この時点で骨折してボルト入っているから仕方がないと諦める方もいますよね。
ただし、ケアするべき背骨のゆがみも多々あったので、ボルトがあるのはどうしようもないので、その部分にいかに負担をかけないように他の部分がしっかりと使えるようにしていきならが、経過観察していくことに。
初回の調整の段階で、歩き方が大分変わりました。
それから調整をし続けていくこと7回目の来院時点で、歩行や階段昇降時、しゃがむ動作のツラさはなくなったそうです。
それから通院間隔を空けていきましたが、それでも効果は継続していたので、トータル10回目のカイロプラクティックケアを終えた段階で、施術は一旦終了。
ボルトが入っていることが原因で痛くなっていたわけではない例ですね。
人の体は他の所が使いづらくても補完し合えます。
ただし、その他の部分でも使えづらかったら、補完してあげられません。
最大限に体が使いやすい状態に、背骨を正常化していけば、補完もしやすくなります。
骨折や手術などで、何か体に不都合な状態になったとしても、諦めずに視野を広げてケアをしていく方法があるかもしれません。