DRT上達への道~C2をイメージする~(上部頚椎検査編)

DRTで一番難しいのは、リスティング検出です。
上部頚椎(C2)が左右どちらに変位しているのかを検出することで、胸椎以下の調整側が決定します。

どっち!?

なので、正しく上部頚椎を捉える必要があります。
把握するのは、筋肉ではなく上部頚椎自体です。

リスティング間違いのパターンはこれ!

  • C2ではなく別の椎骨を観ている
  • 左右で別々の椎骨を観ている
  • 筋肉を観ている
  • C2横突起まで指を挿入できておらず、椎弓を観ている

解剖図で確認してみましょう(ネッター解剖学アトラスより)

頚椎

横突起ではなくその手前を触ってしまうということは、思っているよりも深く挿入する必要があると思ってください。

骨までの深さもしっかりと把握しましょう。

DRTは揺らすことが目的か!? DRTは背骨をユラユラと揺らしながら調整を行います。 ただし、揺らすことが目的ではありません。 D...

局所でイメージするよりも、全体像でイメージするともっと分かりやすいと思います。

C2_from_top_animation_small

C2_animation_small

また胸鎖乳突筋に触れている間違いも多くあります。

筋肉と骨の違いを、触診力を高めて見極められる必要があります。
これはDRTに限らず、どんな手技でも触診力は必要です。

DRTの検査でできていないと言うことは、今まで他の手技でもできていないと言うことでもあります。

触診力

触診という基本がまずあってこそ、テクニックも活かすことができます。

私は所属しているJSC(日本カイロプラクティック師協会)でレベルアップできています。

つづく