DRTで一番難しいのは、リスティング検出です。
上部頚椎(C2)が左右どちらに変位しているのかを検出することで、胸椎以下の調整側が決定します。
なので、正しく上部頚椎を捉える必要があります。
把握するのは、筋肉ではなく上部頚椎自体です。
リスティング間違いのパターンはこれ!
- C2ではなく別の椎骨を観ている
- 左右で別々の椎骨を観ている
- 筋肉を観ている
- C2横突起まで指を挿入できておらず、椎弓を観ている
解剖図で確認してみましょう(ネッター解剖学アトラスより)
横突起ではなくその手前を触ってしまうということは、思っているよりも深く挿入する必要があると思ってください。
骨までの深さもしっかりと把握しましょう。
DRTは揺らすことが目的か!?
DRTは背骨をユラユラと揺らしながら調整を行います。
ただし、揺らすことが目的ではありません。
D...
局所でイメージするよりも、全体像でイメージするともっと分かりやすいと思います。
また胸鎖乳突筋に触れている間違いも多くあります。
筋肉と骨の違いを、触診力を高めて見極められる必要があります。
これはDRTに限らず、どんな手技でも触診力は必要です。
DRTの検査でできていないと言うことは、今まで他の手技でもできていないと言うことでもあります。
触診という基本がまずあってこそ、テクニックも活かすことができます。
私は所属しているJSC(日本カイロプラクティック師協会)でレベルアップできています。
つづく