地味な稽古法

私は右利きです。

ですが、ある場面に行くと「左利きですか?」とよく尋ねられます。

それは懇親会などの宴会の席で初めての方々と一緒に食事をする際に。

何故かというと、私は箸を使う時はは左利きになるから。

実際は右利きですが、箸は左で使えるように訓練しました。

左右対象にするため

治療の時に左も自由に使えるため

右脳を鍛えるため

などなど色々と理由が考えられますが、理由は合気道の稽古のためなのです。

別に左利きにすることが目的ではなく、その途中の過程が大事だったのです。

結果左を使うことに慣れてしまって、今では普通に食事は左を使います。

その過程とは、最初はとてもぎこちない左手の感覚。

左を使うことに意識を集中しすぎて、食事の味がぼやける。

でも次第に感覚ができてきて、意識しなくても使えるようになり食事の味も楽しめるようになる。

この過程が、合気道の稽古時の過程と共通することがあるのです。

合気道は日常生活とは違う体の色々な部位の使い方をします。

最初はとてもぎこちない使い方になります。

そのぎこちなさの感覚を日常生活でも経験しましょうという師匠のアドバイスで、私は始めました。

そのような地味な稽古をしているのであります。

地味なことをコツコツと続けて、来年で14年になります。