もくじ
慢性疲労の一要因は腸内の炎症
仕事やプライベートでのストレスなどがあると、胃腸の消化力は落ちてしまいます
そこへ、過剰な糖質、過剰な肉食、過剰なアルコールの摂取などが加わり、腸内環境が悪化するのです
ベテランの社会人だけでなく、新社会人も、入社数ヶ月で慢性疲労になるケースがよくあります
これは、入社のストレスだけではなく、すでに町の健康状態が悪いことが考えられます
このような人は、学生時代から食生活が悪いことが多いのです
さらに社会人になると、仕事の忙しさも相まって、パンや麺類中心の食生活になりがちです。
ストレスや悪い食生活が続くと、腸内環境が悪化し、腸内の炎症になります
その炎症を抑えるために副腎はコルチゾールを上乗せして産生しなければなりません
コルチゾールを出しても、食生活が改善しないと、進行してリーキーガット症候群を引き起こすこともあります。
リーキーガット症候群とは?
腸の壁に目に見えないレベルの穴が空いている状態。
吸収すべきでないものが腸壁にまで入ってきて、血液に乗って体内をめぐります
これが「腸が漏れる」という現象。
異物が入ってきた腸壁では、炎症反応が起こり、免疫も過剰な状態になります。
そのため、リーキーガット症候群になると、副腎疲労やアトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー症状が引き起こされます。
リーキーガット症候群になると、副腎はさらに炎症を対処すべく、コルチゾールを24時間分泌し続けることになります。
しかもそれが数年間続くことがほとんどです。
そこへさらなるストレスが重なると、いよいよ副腎は疲れきってしまい、コルチゾールを出さなくなるのです
リーキーガット症候群のような微細なレベルでの腸の炎症は、通常は検査では発見できません
「5月病」、「うつ病」、「適応症が」などとして誤診され、適切な治療がなされず、さらに症状が重くなってしますのです。
要するに、慢性疲労を無くしたければ、腸の環境を整えることが重要なんですね。
【腸内環境を整える方法】
食生活の見直しが必要。
腸内環境を良好にするには、「昔ながらの日本の食事」が最適です。
- 日本古来の発酵食品(漬物、味噌汁、納豆、甘酒、鰹節など)
- 水溶性食物繊維が多く含まれる食品(海藻、果物、野菜、こんにゃくなど)
- 青魚(アジ、サンマ、イワシなど)
- 消化酵素を含む食品(大根、パイナップルなど)
- 胃酸や消化酵素を刺激する食品(レモン、大根、大葉など)
- 白湯
腸内環境を整えるために、グルタミンやハーブなどを摂取する
腸に発生するカンジダ菌の除去が必要
そのため、副作用の少ない非吸収性の抗真菌剤、抗菌ハーブ、消化酵素などを用います
ガーリック、オレガノなどのハーブ、ココナッツオイルを料理に使うこともカンジダ菌の抑制に約立ちます
カンジダ菌の除菌治療にアミノ酸である「グルタミン」のサプリメントが有効。
カンジダ菌によって開いた穴もグルタミンで修復することが可能。
グルタミンは炎症やリーキーガットの改善に使われます。
腸の細胞のエネルギー源になるほかIgA抗体という腸粘膜の免疫の最前線にいるタンパク質を作り出します。
※「グルタミン」は、うまみ成分「グルタミン酸」や調味料で有名な「グルタミン酸ナトリウム」とは違うのでご注意を。
栄養で慢性疲労を改善する
慢性疲労を改善するために補いたい栄養素4選
マグネシウム
亜鉛
ビタミンB群
ビタミンD
マグネシウムの補い方
ほぼすべての穀類と豆類、ナッツ類、海産物、野菜に含まれます
岩塩などの自然塩にもマグネシウムは豊富に含まれています
※食卓塩、食塩、といった精製塩は塩化ナトリウムで構成されるため、マグネシウムはほとんど含まれていません
亜鉛
亜鉛は、消化酵素など、200種類以上の酵素の活性にかかわっています
不足すると酵素活性が低下し、細胞の機能も低くなります
ミトコンドリアのATPをエネルギー化する機能にも影響を与えます
亜鉛の補い方
牡蠣などの魚介類や動物性タンパク質、ナッツや豆類、そして野菜全般に多く含まれます
現代人の亜鉛不足の原因は野菜や豆類の亜鉛の含有量が低下してきたことや、消化吸収力の低下、吸収を阻害するシュウ酸などの影響が多い
運動して汗をかくと、亜鉛は汗とともに体内から出ていってしまします
なので、亜鉛は意識的に補充したほうが良いでしょう
ビタミンB群
タンパク質(豚肉や魚)や野菜などを中心として幅広い食材に含まれています
微量ですが、腸内細菌もビタミンB群を産生しています
ビタミンD
体内で生成できる栄養素です。
太陽光を浴びると、ビタミンDが産生されます
働きとしては、カルシウムの吸収のほか、免疫のコントロールをします
ビタミンDが不足すると、やる気を促すドーパミンが産生されにくくなり、気力が失われ、うつ状態になります
冬に日照時間が短くなるためにビタミンD不足になりやすくなり、「冬季うつ病」にもなります
ビタミンDの補い方
日光浴をしましょう
鮭などの動物性食品や干し椎茸を積極的に取るのも良いでしょう
サプリメントで摂る場合は、「ビタミンD3(コレカルシフェロール)」(非活性型)がオススメです
いきなり全部を実行しようとせず、できることから一つずつ実践していき、効果を検証してみてください
栄養だけでは足りない対策とは
栄養を補っただけでは、実は対策的には足りません。
それは、その栄養を活かすためのカラダ自体の機能がアップしていないからです。
消化・吸収・排泄などの内臓機能を働かせるためには、正しい姿勢が必要なんです。
正しい姿勢で内臓機能アップ!
内臓を吊るし、支えている力の源は、腹圧です。
腹圧って何?
腹圧とは、お腹の圧力のこと。
ではお腹(腹部)とはどこのことでしょうか?
それは、みぞおちから恥骨までのエリア。
「お腹」というと、大体おへそ周辺だけだと思われますが、医学的に「腹部」というと結構大きいエリアですよね?
上記の横隔膜、腹横筋(ふくおうきん)、骨盤底筋群が使えると、腹圧が入ります。
この腹圧は正しい姿勢でなくては、入りません。
逆に、正しい姿勢にすることで、内臓機能がアップすることができます。
正しい姿勢にすれば、腹圧は入る!
では、どうすれば腹圧が入るようになるかというと、
ズバリ!
背骨を整えて正しい姿勢にする!
背骨のゆがみがあると、先程の腹圧コントロールができなくなります。
逆に、背骨を整えて、正しい姿勢にすることで、緊張感が抜けて血液などの循環が良好になることで、筋肉が使いやすくなり、腹圧コントロールがしやすくなります。
木場カイロプラクティックでは、内臓機能アップと姿勢の調整を得意としています。
木場カイロプラクティックの姿勢改善プログラム
木場カイロプラクティックで背骨調整をし、姿勢改善プログラムを受けた方のビフォーアフターです。
木場カイロのカイロプラティック(DRT)ケアを受けることで、心身のパフォーマンスアップが起こり、腹圧も入りやすくなります。
もちろん腹圧低下によって起こっていた、
腰痛
下腹部ポッコリ体型
尿もれ
集中力散漫
やる気がない
疲れやすい
といったお悩みも解決しやすくなります。
リーキガット症候群による慢性疲労は、背骨と姿勢の専門家である木場カイロプラクティックにご相談ください。
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