ウソ!?腕のしびれってヘルニアが原因じゃないの?
手や腕のしびれ・痛みがあって、病院で検査したら「ヘルニアですね。これがしびれの原因です」と言われ、その後首のけん引の対処療法をされたことありませんか?
でも、良くならない…なぜ?
もしかしたら、あなたの手や腕のしびれ・痛みはヘルニアが原因ではないかもしれません。
以下の質問にあなたは当てはまりますか?
- 慢性的に肩こりがある
- 冷たいモノに触っていないのにヒヤッとする冷感がある
- 手や腕がむくみやすい
- 長時間同じ姿勢でいることが多い
あなたの手や腕のしびれ・痛みの原因は、胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)の可能性があります。
もくじ
胸郭出口症候群とは
腕には様々な神経や血管が通っています。
その神経と血管は、首から出てきて、そこから腕に伸びていきます。
その途中に、鳥かごみたいな肩甲骨、鎖骨や肋骨で作られた胸郭(きょうかく)という部分を通ります。
この胸郭周辺が何かしら、狭まった状態になっていると、神経や血管も通りが悪くなります。
ちょうど、水が流れているホースを足で踏んでいるような状況です。
水の流れが悪くなりますよね?
神経や血管も同じことが起こります。
この状態を、胸郭出口症候群といいます。
どこの部分が胸郭?
1)斜角筋(首の前の筋肉)
2)肋骨と鎖骨
3)小胸筋(胸の筋肉)
筋肉の緊張やバランスの崩れにより、神経や血管の通り道が狭まってしまうのです。
ナゼ胸郭は狭くなるのか
姿勢不良
座っている時に、お尻を前にズラした座り方をしていたり、逆にムリに胸をはって背筋をピン!と伸ばしている姿勢をしていると、胸郭は狭くなります。
精神的ストレス
人は精神的ストレスが多くなると、胸元を緊張させます。
驚いたりすると、肩や首に力が入りますよね?
また痛い時にはカラダを丸めます。
これは、硬直させて防御しようとするためです。
それが一時だけならいいのですが、常にその状態だと、胸郭は狭くなります。
どんな人がなりやすい?
1)パソコン作業が長いデスクワークの人
2)長時間の車の運転をする人
3)手を上に挙げて作業がすることが多い
この方たちは、胸郭周辺の筋肉緊張やバランスが崩れやすいです。
胸郭出口症候群を改善する方法は?
まずはセルフケアを試してみましょう。
1)肩をストンと落とす
カラダを大きく使わない作業(デスクワークなど)をされる方は、知らず知らずのうちに肩が上がってしまっています。
でも上がっていることに気づかないので、徐々に筋肉の緊張が起こります。
その場合は、逆にいったん肩を最大限3秒間くらいすくめるようにします。
そして、その後一気に腕や肩を脱力してストンッ!と肩の力を抜きます。
これを5回程度します。
こうすることにより、いつの間にか力が入っていた肩まわりもリラックスできます。
2)肩回し
肩に手をおいて、肘からグルグルと腕を回すようにします。
①手を肩に置く
②肘を前へ
③肘を上へ回していく
④肘を後ろへ回していく
⑤肘を下へ回していく
この時、できるだけ大きく肘が自分の肩幅内で回せるようにすることがコツ。
これをすると、普段あまり動かさない胸郭部分を大きく使うことができて、緊張をリラックスさせることができます。
セルフケアで改善しない方は
このセルフケアでも改善しない人は、根本的に背骨のゆがみが起きている可能性があります。
どういうことなのか?
それは、そもそもこれらの筋肉や鎖骨・肩甲骨を支えている支柱が背骨なんですね。
だから、その背骨がゆがんでしまうと、セルフケアだけではなかなか改善しない状態になってしまいます。
木場カイロプラクティックでは、背骨のゆがみ改善に特化しています。
